伝承児童文学作品研究

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
137151   児童文学科 前期 2・3 1 鵜野 祐介

授業の主題(テーマ)
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)『怪談』を読む

授業の目標(講義概要)
今から約100年前の1904年、英語で書かれアメリカで出版された本書は、アイルランド人の父親、ギリシャ人の母親を持ち、幼少期をアイルランド・イングランドで、青年期をアメリカで、そして晩年を日本で過ごした「漂泊する魂」、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の代表作と目されている。この授業では、<ケルトと日本><霊魂と異界><ロマンティシズムと反近代><子どもにとっての怪談の意味>などをキーワードに、本書に収められた作品を、ハーンの生涯や世界観と重ね合わせながら、掲載順に読み解いていきたい。

授業計画
第1回 オリエンテーション、ビデオ視聴
第2回 「耳なし芳一のはなし」
第3回 「おしどり」「お貞のはなし」
第4回 「うばざくら」「かけひき」
第5回 「鏡と鐘」
第6回 「食人鬼」
第7回 「むじな」
第8回 「ろくろ首」
第9回 「葬られた秘密」
第10回「雪女」
第11回「青柳ものがたり」
第12回「十六ざくら」
第13回「安芸之介の夢」「力ばか」
第14回「日まわり」
第15回「蓬莱」

評価方法
出席、レポート

テキスト
『怪談』ラフカディオ・ハーン 岩波文庫 460円+税

備考